前回、騙された人向けに「失敗を認めること」について書いたんですが、
[メッセージ]偽スピやマルチに騙されてしまった人へ - 感情の考察、日常の幸福
そこで書いてなかったことがあるので、書いておきます。
失敗を認める時、「バカ」とか「クソ」みたいな、自分をけなす声をかけたくなること、あると思うのです。
「こんなことする私なんて本当にバカだ」みたいな。
でも、そうした自分をけなすことって、結局長い目で見たらしんどくなるので、やらないほうがいいと私は思ってます。
そういう時、どうすればいいのかって話なのですが、
「バカなんていう自分はダメなやつだ!」って『バカと言う自分』を否定すると、結局自己否定になって辛くなってしまうから、そんな時はこう声をかけてみてほしいのです。
「私がこうやって自分をけなしたくなるのは、それだけ自分を変えたいと思ってるからなんだね」
「それだけ、より良くなりたいと思ってるんだね」
「でも、けなすと後で余計に辛くなっちゃうから、けなさなくてもいいよ」と。
また、「そうしてまで、自分をより良くしようとしてくれてありがとう」と、伝えてみましょう。
また、他人に責任転嫁したり、他人を責める言葉が出てくる時もありますよね。
「あいつのせいだ」とか、「あいつが悪いんだ」のような。
そんな時は、こう声をかけてみてください。
「私はそれだけ、悲しいと感じているんだな」
「あの人に全ての責任を押し付けたいぐらい、辛かったんだな」と。
そのうえで、「騙された」「間違えた」という事実を、受け止めてみてください。
以前のブログで、悔いについて考察した話があるので
これも良ければ参考にしてみてください。
いつも思うのですが、自分の心って、いつも自分をより良くしたい、或いは守りたいと必死なんですよね。
ただ、その頑張り方が間違えているだけなのです。
間違えてるのもわざとじゃなくて、ただ無知や未熟さや弱さが原因なことが多い。
だから、どんな時でも、自分をけなすことはないと私は思ってます。
以前どこかで話しましたが、自分をけなしてしまうと、長い目で見て良くない結果(暴飲暴食、買い物依存、アルコール依存、性依存など)に繋がることが多いからです。
ただ、「より良くしたくてやったことなんだろうけど、そのやり方は長い目で見て良くないから、こうしたほうがいいよ」
「そのやり方は良くないけど、私のことを守ろうとしてくれてありがとう」
と自分の心に伝えて、変えていけばいいんじゃないかなって思ってます。
そして子育ても、これと同じなのかなって思ってます。(私自身、できてないことも多いのですが・・)
何か参考になれば幸いです。